川崎市に800年以上も前から伝わる伝統野菜「のらぼう菜」。その美味しさを忘れないでほしいと、学校を回って子どもたちに育て方を指導してきた「菅のらぼう保存会」の会長・髙橋孝次さん(84歳)と子どもたちを取材した。電気のなかった時代、「のらぼう菜」は食用としてだけでなく燃料としても利用される貴重な野菜だった。髙橋さんお手製の絞り器を使って油絞りに挑戦するも、子どもたちは悪戦苦闘。油が一滴、また一滴出てくる度に子どもたちから大きな拍手が起こった。
「苦労して搾った油は感動の味。葉っぱもタネも役に立つ、のらぼう菜ってすごい」(リード文より)