林田光弘さんについて

8月9日の朝日新聞・朝刊の社説「若い世代の新たな挑戦」の中で林田光弘さんが取り上げられていた。

d0074731_13520012.jpg
d0074731_13515279.jpg

銭座小学校、児童が描いた原爆の絵の前で

(2015年8月9日)

高校生平和大使として活動していた高校時代、彼の母校である長崎市立銭座小学校で出会った時、その母校の原爆平和祈念式で毎年読み上げられる「銭座小学校平和宣言」について熱く語っていたことを思い出す。

林田さんは後輩たちの憧れの的で、何人もの後輩たちが彼のように高校生平和大使になりたいと願っていた。

大学で東京暮らしを始めてからも、同世代の若者たちによる平和運動のリーダーとして活動を続けてきた。

AERA」の’18.8.13-20 N0.38 合併増大号の「現代の肖像」でも高瀬毅さんの文で詳しく紹介されていますので、ぜひご覧ください。銭座小学校の原爆の絵についても触れられています。




[PR]
# by sanaka-okamoto | 2018-08-26 13:53

「今年の原爆平和祈念」

ここ数年は毎年、長崎市立銭座小学校の平和祈念式に参加し、撮影させていただいてきたが、今年は8月5日には東京目黒区の平和祈念祭に、d0074731_00360582.jpg8月9日には町田市の被爆の話を聞く会に参加した。原爆が投下された日、東京ではどんなことが行われているのか知りたかったからだ。町田市の「話を聞く会」のほうは、子どもたちを対象にしたイベントだったが、参加者のほとんどがご高齢の方々で、親子連れの姿を目にすることはなかった。

平和への祈りを込めた打鐘。

町田市原爆被害者の会 代表の本間美智子さん、孫が作って発表した紙芝居「孫がおばあちゃんの指切りげんまん」を見せながらの講演(下)。


広島や長崎では、夏休み中ではあるものの、この日は全校生徒が登校して祈念集会に参加する。原爆の捉え方に温度差を感じずにはいられない。



8月9日には文京区シビックホールで「被爆ピアノコンサート『未来への伝言2018』」が開催された。今回、このコンサートで長崎市立銭座小学校の原爆の絵「火のトンネル」の取り組みが紹介されることになり、私の写真も来場者の方々に見ていただけることになった。コンサートで銭座小学校の平和宣言が朗読された後、スクリーンに映し出された写真の前で、福山雅治さん作詞・作曲の『クスノキ』がクラーク記念国際高等学校の生徒さんによるコーラスで披露された。ロビーに展示いただいた写真を熱心に見てくださる方々の姿にも触れることができ、銭座小学校による平和への取り組みをもっともっと紹介していきたいと強く思った。


左から 小磯一斎さん、飯島晶子さん、谷川賢作さん、おおたか静流さん

d0074731_00371568.jpg


[PR]
# by sanaka-okamoto | 2018-08-24 00:40

地上グラビア・極奥物語。グアテマラ「意地の斜面」

地上9月号に掲載

緑豊かな農業国だ。

だが、大地には、長い年月にわたって積み重なってきた屈託がある。

人々は、小さな希望を抱いて、日々を懸命に闘っていた。

「いくら働いても、土地代と肥料代を払えば、現金なんか残らない。これだけ土地があるのにな」そうこぼすのは、汗にまみれ、畑に肥料をまくマリア・ペレス・トーレスさん(41)だ。暮らしは、いっこうに豊かにならないという。なぜなら、彼らには、彼らが自由に生きられる大地がないからだ。

 およそ五〇〇年前、スペインによって土地を奪われた先住民。一九世紀に独立した後も、ひと握りの富裕層が土地を占有する体制が変わることはなかった。

都会や海外に出稼ぎに行くしかない。たとえば、アメリカで働くグアテマラ人は約一五〇万人といわれている。これは、全人口の一割に及ぶ(紙面からの抜粋)


[PR]
# by sanaka-okamoto | 2018-08-24 00:13

【被爆ピアノコンサート「未来への伝言2018」で銭座小学校を紹介】

広島で被爆したピアノとともに、音楽や朗読を通じて戦争の哀しみと平和の尊さを考えるコンサートが、8月9日、東京のシビックホールで開催されます。今年で10周年を迎えるこのコンサート。出演は、作曲家でピアニストの谷川賢作さんや朗読の飯島晶子さんほか多数。


今回、私が取材を続けている長崎市立銭座小学校の原爆の絵「火のトンネル」の取り組みが放送作家の倉田ひさしさんの目に留まり、朗読と私の写真で紹介されることになりました。

コンサートが行われる8月9日は長崎に原爆が落とされた日。夏休み中の銭座小学校の児童もこの日は登校し、平和祈念集会を開いて銭座小学校の「平和宣言」を読みあげます。この「平和宣言」は今回のコンサートでも朗読されます。


紹介するのが遅れてしまい、チケットは完売、キャンセル待ちになっているそうです。多くの人に知ってもらいたいと願う被爆校の思いを広めるお手伝いが少しでもできるように、これからも発信し続けます


[PR]
# by sanaka-okamoto | 2018-08-06 09:47

季刊「うかたま」(農文協)豆ジャーナル欄に

「カメラマンが見た日本のまつり」を書かせていただいています。

49号】新潟県小千谷市「どんと祭り」

「どんと祭り」は、正月飾りを燃やしながら五穀豊穣、家内安全、無病息災を祈る祭りで、日本各地で行われています。この祭りは集落の人たちが年頭の挨拶を交わす場ともなっています。

私が初めて見た15年前には集落の4カ所で行っていましたが、今は過疎化で人が減り、1カ所だけになってしまったそうです。小学校も統廃合により地域から消えたといいます。集落の人たちが集まって新年の最初の挨拶の場となっていたどんと祭りだけはいつまでも残していきたいと地元の方が語ってくれました。

d0074731_16533084.jpg



d0074731_17015003.jpg50号】三重県多度市「上げ馬神事」

日本には奇祭と言われる祭りがたくさん残されています。人馬一体となり急斜面を激走し3メートルの壁をのぼりきる、上りきったことによってことしの豊年をうらなうそうです。成功する確率は低く、多くの旗手と馬は上りきれないで斜面でころげます。500年の歴史をもつ神事がテレビ放映などで映像を見たひとからネット上では動物弱体ではないかとの声もあがるようになりました。時代の考えによって問題提起するのは簡単ですが、祭りを司ってきた地元の人たちの馬に対する愛着を取材していると複雑な気持ちになりました。

51号】長野県新野「盆踊り」

「盆踊り」は日本の国民的イベントとなり、今では世界にも広めようと渋谷の繁華街でも開かれるようにもなった。盆踊りの起源を知りたく阿南町新野を訪ねる。お盆に先祖の霊を迎え鎮魂する踊りで三日三晩、夜から朝方まで陶酔したように踊る姿は、踊り神に取り憑かれているからだという。


[PR]
# by sanaka-okamoto | 2018-08-06 09:42

中村由一さんが『ゲンバクと呼ばれた少年』を刊行

2歳10カ月のときに被爆した中村由一さん。中村さんに初めてお会いしたのは、10年ほど前のことです。以来、長崎に行くたびに、できる限りお会いしてお話をうかがうようにしてきました。その中村さんの本『ゲンバクとよばれた少年』が、講談社から出版されました。

昨年、NHKETV特集「原爆と沈黙〜長崎浦上の受難〜」の中で、その生い立ちが紹介された中村さん。今回出された本は、この番組の内容が児童向けに書籍化されたものです。中村さんは被爆者、そして被差別部落出身者でもあるため、少年時代、さまざまな差別を受けたといいます。原爆と差別について語るときの中村さんは、いつもと変わらず穏やかですが、内に秘めた熱い想い、平和と平等を願う切なる気持ちが伝わってきます。辛い日々の思い出が綴られた本書にも、中村さんの思いや願が詰まっています。
d0074731_16544716.jpg

私も雑誌の取材で何度か写真を撮らせていただきましたが、ご自身の体験を次世代へ伝えていきたいといつも語っておられましたから、今回の児童書の出版は、我が事のように嬉しいニュースでした。夏休みに入ったばかり。ひとりでも多くの子どもたちがこの本を読んでくれますように。

[PR]
# by sanaka-okamoto | 2018-08-06 09:25

月刊「地上」(家の光協会)の連載グラビア「後継neo」

1947年創刊の「若き農業者たちのオピニオン雑誌」月刊『地上』で、グラビア連載「後継neo」の写真を担当させていただいています。

「地上」2月号

遠刈田系こけし工人・佐藤康広さん

「伝統を守るなんておこがましい。ぼくらが伝統に支えられているんです」

   

d0074731_17271928.jpg


「地上」4月号

草木染織家・山岸久子さん

「父はいちばん知りたいことを教えてくれない。あえてそうしているのかもしれませんが」

  

d0074731_17270650.jpg

「地上」6月号

江戸風鈴職人・篠原由香利さん

「誰が4代目でもいい。たいせつなのは、お客さんの期待に応えること」

   

d0074731_17274433.jpg


後継者たちの「今」と「これから」に迫る人物ルポルタージュ。ぜひお読みください。文章は作家の島村菜津さんが担当してます。






[PR]
# by sanaka-okamoto | 2018-07-25 16:07

●月刊「婦人之友」口絵「遊べやすずめ」12月号 「遊べやすずめ」の最終回はワルシャワの子どもです。


「第二次世界大戦で瓦礫と化したポーランド・ワルシャワの旧市街。レンガの割れ目ひとつに至るまで完璧に蘇らせた市民の不屈の熱意が評価され、ここは世界遺産に指定された。昼下がり、いびつな石畳を歩いていると、ワルシャワ蜂起の敗北で地下へと逃げ込んだ人々を描いた映画、「地下水道」(監督:アンジェイ・ワイダ)の恐怖がふと蘇った。しかし、見渡すとそんな場所で楽しげに走り回る子どもたちがいる。その姿に、自然と顔は緩み、平和への思いが新たになった」(写真説明文より)
d0074731_17585250.jpg

1年間、編集部の方には写真選びから色校に至るまで、本当に親切に、丁寧に、ご対応いただきました。心から感謝しております。
[PR]
# by sanaka-okamoto | 2017-12-19 18:00

木更津子どもまつり「行商」

1ヵ月前のことだが、今年で14回目となる「木更津子どもまつり」に出かけた。回を重ねるごとに来場者が増えている。いつもは「シャッター通り」と言われがちな商店街や路地裏に、子どもたちが中心となって切り盛りするたくさんの店が並び、彼らの元気な声が響いた。d0074731_17293916.jpg
このまつりで私が注目しているのが、子どもたちによる行商だ。着物姿で弁当を売り歩く女の子。「100回の肩たたき10円」の看板を掲げて歩く子。山で臭い臭いと言いながら銀杏を集め、実を取り除き、天日干しの手まで加え、自分たちで作った天秤棒や木車に積んで売り歩く子たち。どこか懐かしく、心温まる光景だ。このまつりの実行委員長である宮崎栄樹さんが、子ども行商の意義を教えてくれた。今の子どもたちは知らない人とコミュニケーションをとる機会が少なくなっているが、「行商は相手に声をかける、相手を信じないと商売が成立しない」「自ら汗をかいて手にしたお金は、価値のあるお金。それは、子どもたちの心を養うんですよ」と。
d0074731_17411379.jpg
d0074731_1730178.jpg

[PR]
# by sanaka-okamoto | 2017-12-19 17:42

●月刊「地上」12月号(家の光協会)後継neoは「うなぎ料理」

d0074731_15484862.jpg
「後継neo」の9回目は、千葉県成田市のうなぎ料理店「駿河屋」7代目、木下塁さんです。
成田山の山道で200年続いた家業の旅館を、うなぎ料理専門店に変えた7代目。果敢な改革に挑戦した木下さんを取材させていただきました。

うなぎのさばきから、串刺し、焼きと、もくもくと働く職人の様子が通りからも見えます。立ち止まってその仕事ぶりを見つめる観光客の中には、外国人の姿も。冷凍ではない質の良いうなぎを食べたいという客で、店は平日にもかかわらず大変賑わっていました。

うなぎの資源問題や職人不足などの問題を抱えながらも、木下さんは日本の伝統食文化である「うなぎ料理」を守り通していく、と力強く語っていました。若い職人も多く、木下さんのあつい思いは、彼らにも確実に引き継がれていくことと思います。
[PR]
# by sanaka-okamoto | 2017-12-19 15:51