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終戦記念日に訪ねた3つの場所


●平和祈念展示資料館(新宿三井住友ビル)には、想像していたより多くの人が訪れていた。中でも目についたのが家族連れ。園児からご高齢の方まで来館者の年齢層は広い。夏休みの自由研究のテーマが戦争なのだろうか。展示物を見ながら両親の話に耳を傾ける小学生の姿もあった。この資料館は、兵士コーナー、抑留コーナー、引揚げコーナーに分かれている。原爆に関する展示物はない。   

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 ●三鷹市役所のロビーでは平和展「長崎原爆資料館 写真パネル展」が開催されていた。各窓口周辺には順番を待つたくさんの人の姿が見られたが、私がいる間にこのパネル展に立ち寄った人は、たった一人だった。原爆投下直後の一本柱の鳥居(長崎の山王神社)の写真が印象に残った。周りは何もなく、本当にこの一本だけが焼け残ったことがよくわかる。「戦争の記憶と平和への願いを次世代が受け継ぐために」と三鷹市がスタートさせた「みたかデジタル平和資料館」では、戦争体験談をおさめた動画を公開している。長崎の被爆者の話(長崎での被爆体験~7歳で被爆して~)も聞くことができる。
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●埼玉県東松山市にある「原爆の図 丸木美術館」。池袋から東武東上線で東松山へ行き、そこからバスで約20分。バスは1時間に1本と、交通の便が悪く、時間にゆとりがないとなかなか出かけられないが、当日は大雨にもかかわらず、館内は多くの見学者でにぎわっていた。小学生や地元の高校の女子高生のグループ、外国人の姿も見られた。大きな原爆の絵の迫力に圧倒され、絵の前で立ち尽くすこともしばしば。写真の場合はあまりに生々しく、その恐ろしい光景に目を背ける人も少なくないと思うが、みな、巨大な絵を凝視し、位置を変えながら隅々まで目を凝らして見入っていた。丸木位里、俊夫妻のアトリエも見学できる。館を出た後、すぐそばを流れる都幾川とその周辺ののどかな風景を眺めつつ、平和への思いを新たにした。
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by sanaka-okamoto | 2017-08-18 15:37

  中村由一さん、NHK ETV特集「原爆と沈黙~長崎浦上の受難~」に出演

 長崎市立銭座小学校の取材で長崎を訪れる度にお会いして、ご自身の生い立ちや差別についてお話を聞かせていただいた被爆者の中村由一さん。d0074731_17161665.jpg中村さんのことは『婦人之友』9月号の「原爆を伝えていくのは私たち――銭座小学校の試み」でもご紹介させていただきましたが、今週末放送のドキュメンタリー番組に中村さんが出演されます。浦上地区や被差別部落について語られたそうです。ぜひご覧ください。
■8月12日(土)23時~(60分)
 NHK ETV特集「原爆と沈黙~長崎浦上の受難~」
NHK番組告知より
「72年前の8月9日、原子爆弾が投下された長崎・浦上地区。古くから弾圧を受けてきたカトリック信者、そして被差別部落の人々が暮らしていた。生き残った被爆者たちは、戦後長きにわたって自身の被爆体験を語らず、沈黙してきた。差別があったからだ。しかし、後世に自分たちの体験を伝えようと、近年、重い口を開き始めた。差別と闘いながら、生き抜いてきた長崎浦上の人々の戦後を描く。
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by sanaka-okamoto | 2017-08-10 17:20

「婦人之友』9月号「原爆を伝えていくのは私たち」



  8月9日は長崎原爆の日。
 被爆者の高齢化が進み、原爆を実体験として伝えてくださる方がどんどん減っている。この悲劇をどうやって後世に伝えていくのか。今の小学生は被爆者の曾孫世代にあたる。
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 子どもたちが「原爆について知りたいと思えば、映像などたくさんの資料があるし、被爆者から体験談を聞くこともできる」が、それだけでは原爆を我が事として考えるには至らないだろう。子どもたちの平和学習に「想像し、表現する」活動を加えることで、原爆を自身の問題としてとらえ、深く考える時間が実現するのではないか。そう考えたのは、当時、銭座小学校の教師だった馬場務先生だ。そして取り組んだのが、墨絵で描いた大作「火のトンネル」。1947年8月9日11時2分、長崎で起きた出来事を6年生26名が大きな1枚の墨絵として描いた。それが「火のトンネル」シリーズの始まりだった。
 7月13日、今年も13作目となる「火のトンネル」が完成した。月刊『婦人之友』9月号に「原爆を伝えていくのは私たち―長崎市銭座小学校の試み」のタイトルで6ページにわたって記事を掲載していただきました。ぜひご覧になってください。
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by sanaka-okamoto | 2017-08-08 23:44

「銭座小学校 被爆資料室」毎日小学生新聞8月7日に

毎日小学生新聞「銭座小学校 被爆資料室」

 長崎に行ったとき、いつもお会いしているのが馬場務先生と中村由一さんだ。銭座小学校の子どもたちが13年間取り組んできた墨絵「火のトンネル」を、温かく見守ってきたお二人。「火のトンネル」の創案者である馬場先生は、他校に移られた現在も、原爆の怖ろしさを伝えるために子どもたちと新たな創作活動に挑んでおられる。中村さんは被爆者として、差別をテーマにさまざまな取り組みを継続中だ。
この夏、長崎を訪ねたときには、「平和公園の被爆遺構を保存する会」のメンバーとして長年活動してこられた竹内芙美さんにもお目にかかった。
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銭座小学校の「被爆展示資料室」に並べられた被爆品の寄贈者でもある竹内さんは、「貴重な被爆品が展示された立派な(長崎)原爆資料館もあります。ここ(銭座小学校の資料室)にあるのは、歯ブラシ、茶碗、学用品、瓦、本など、ただの日常品です」と。これらの日常品からは、原爆投下直前の人々の生活が見えてくる。それによって子どもたちが原爆を身近な問題として受け止めてくれることを期待しておられた。戦後72年。人間には寿命がある。被爆者はいつか一人もいなくなってしまう。被爆者に代わって原爆の恐ろしさを永遠に語り続けてくれるのが被爆品であり被爆遺構だ。だからこそ保存する必要があると訴えてこられたのだ。
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この子どもたちの身近にある「資料室」のことを、毎日小学生新聞で紹介させていただきました。
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by sanaka-okamoto | 2017-08-08 23:24