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静と動


日本の伝統芸能「能」。派手な衣装に化粧、銅鑼が鳴り響く中、激しく立ち回る中国の伝統芸能「京劇」。この「静」と「動」をひとつにした舞台作品を見た。演者は新潮劇院主宰の張春祥氏、能楽師の西村孝雄氏、京劇俳優の張桂琴氏。能も京劇も詳しくないが、開演前、明治大学の加藤徹教授によるユーモアを交えた分かりやい解説の時間が設けられていたので、より楽しむことができた。お客さんの中には、京劇も能も初めてという方がけっこういらしたそうだ。能は拍手をしない、京劇では見得をきったところでd0074731_22592411.jpg
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「ハオ」という掛け声が飛ぶなどの決まりがあるというが、この日の舞台は、ルールを忘れ、お客さんが感動した場面で自然と拍手するスタイル。「能」や「京劇」の通常の舞台とは違う照明が施された不思議な空間で、新しい世界に触れることができた。
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by sanaka-okamoto | 2017-05-22 23:01

連載「遊べやすずめ」婦人之友6月号。ナイジェリア


 アフリカで最も経済発展を遂げた国、ナイジェリア。しかし、国民のほとんどが、その恩恵を受けてはいない。街の至るところで目にするスラム。写真の公立小学校も、そんなスラムの中にある。

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資金不足で先生が足りず、満足に授業もできない状況だが、子どもたちはとにかく明るかった。手拍子をしながら全身で表現するリズムの躍動感は、遊びの域を超えていた。
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by sanaka-okamoto | 2017-05-22 22:33

毎日小学生新聞「日本と中国の友好の架け橋に」2人の少年

 中国の伝統芸能を学ぶ2人の中学生、伝統劇「京劇」を学ぶ中学1年の大島陸(おおしま・りく)さんと、弦楽器「二胡」を学ぶ中学2年の本多ゆとりさんのことを、毎日小学生新聞(5月4日)で紹介させていただきました。
現在中学生の2人が京劇や二胡に出会ったのは小学生のとき。大島さんはテレビ番組で京劇の俳優を初めて見て、「いろいろな動きがあってかっこいい」と思ったのがきっかけに、本多さんは二胡を習い始めた祖母の影響で興味を持ったそうです。 d0074731_22193294.jpg
2人とも自分の実力をためすために本場中国で開催されるコンクルールにも出場しています。大島さんは2014年、中国の権威ある「中国児童戯曲小梅花」で日本人初の金賞を、本多さんは昨年8月、中国の敦煌で行われた中国最大規模のコンクール「敦煌杯」で銀賞を受賞。大島さんは中国へ行くたびに日本に関する質問を受けるから、もっと自分の国のことを知らなくてはと、日本の歴史や社会の勉強にも力を入れているそうです。本多さんはさらに二胡を深く学ぶためにも中国語をもっと勉強したいと、横浜山手中華学校に通っています。
京劇と二胡を通して中国人の友だちがたくさんできたという2人は、将来「日中友好の架け橋になりたい」という同じ夢を持っていました。
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by sanaka-okamoto | 2017-05-22 22:21

「郷童」の言葉を使い始めて30年

辞書にはない言葉「郷童」を使い始めてからもう30年以上も経ちます。自分の撮影している日本の子どもたちを、いつからかそう呼ぶようになりました。子どもたちが生まれ、そして今暮らす「郷」の自然や風土にどっぷりつかっている子どもたち。「郷童」による最初の展覧会の会場は、デパートの催事場でした。展覧会名は「郷童見聞録」。宗谷岬の昆布干しのお手伝いをする北の「郷童」から、沖縄北大東島のサトウキビ刈りをする南の「郷童」まで、50市町村の子ども達の姿を並べました。
「なぜ都会の子どもはいないのですか。都会にだってふるさとはありますよ」
「わたしは転校生。生まれたところだけが“ふるさと”ではありません」
等々のご指摘もいただきました。
今は亡き作家の立松和平さんや、山頭火の研究者であった、作家の村上護さんからも感想をいただきました。
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立松和平 氏
「子どもの頃のことは、体験であれ、身のまわりを包む環境のことであれ、絶対に忘れないものである。年とともにそれは鮮明になり、生活環境が変われば変わるほど、忘れがたくなっていくものである。
岡本央の写真に登場する子どもたちは、何と幸せなことだろう。足の裏に感じる土のぬくもりや、手をなめる波の感触を、子どもたちは生きる上での原点として成長していくだろう。そのことがどんなに大切なことなのか、失ってしまってからはじめてわかる。そんな悲しいことが、私たちの国では日常茶飯事におこっている。しかも、喪失について痛みを感じる感受性すら失われていくのである。 岡本央の写真は、ここまで走ってきてしまった多くの私たちへの、子どもたちの姿を借りた生きることの問い直しなのかもしれない。子どもたちに教えることのできる大人がまだ残っている。そんな発見も、私を安心させる。」
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村上護氏(抜粋)
「地方に行けばなんとなく生き生きとして帰って来るのを知っている。あるいはひょっとして本当にふるさとを見つけたではないか、と思うときがあった。
 私がここ20年追っかけて調べてきた俳人に山頭火というのがいる。この俳人がまた、ふるさと捜しにいつも出かけていた人で、いつしか山頭火は生まれ故郷に寄る辺を失ったが、彼自身の言葉を借りれば『身の故郷はいかにともあれ、私たちは心の故郷を離れてはならないと思ふ』といい、彼は心のふるさとを捜して、どこまでも歩いて行った。岡本央が求めているのもきっと心のふるさとなのだろうが、その世界が写真の中に余すところなくあふれているに違いない。」
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by sanaka-okamoto | 2017-05-22 19:48

11年間の連載「郷童」

季刊「のらのら」の休刊により「郷童」もおやすみとなります。農文協の皆様にはたいへんお世話になりました。「郷童」をお読みくださった読者の方々にも心から感謝申し上げます。11年間にもわたって取材させていただけたことを、本当に幸せに思います。この経験を生かし、これからも日本の子どもたちの元気な「郷童」を撮り続けていきたいと思っています。「郷童」は、今後も農文協の有料・会員制データベース「ルーラル電子図書館」でご覧いただけます。
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最終回となる2017夏号79ページの「執筆者のみなさんからのメッセージ」欄に、私も読者の皆様に向けた以下のようなメッセージを掲載させていただきました。
「私たちは先祖からさまざまな生活の知恵を受け継いできました。今もそれらを次世代へ伝えようとしている大人たちがいます。取材を通して出会った「郷童」の中には、彼らが暮らす地域の歴史や伝統文化などに触れながら、地球規模の環境・食料問題にまで学びを深めている子たちがいました。ふるさとは、学びの宝庫です!」
これからも「郷童」を撮り続けていきます。
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by sanaka-okamoto | 2017-05-22 19:11

季刊『のらのら』の連載「郷童」の51回目は花祭り

愛知県東栄町の11カ所の集落に伝わる花祭り。村の安泰と五穀豊穣を祈り、40数種の舞と神事が夜を通して行われる。その中には子どもたちによる舞いも含まれるが、過疎化と少子化により、どの集落にも子どもがほとんどいなくなってしまった。この日、祭りで舞いを披露した子どもたちの多くは、今は村を離れて暮らす元村民の孫や子どもたちだった。何回も遠くの街から村まで通って稽古を重ねてきたのだ。700年以上続く伝統芸能を学びながら、子どもたちは先祖の歴史や文化にも触れた。Iターン就職で村に移り住んだ人たちの子どもや、町おこし協力隊の若者の参加で、昔ながらの形を今なお守り続けている祭りは、翌朝まで続いた。
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by sanaka-okamoto | 2017-05-22 18:34

婦人之友5月号の「遊べやすずめ」はブラジル

ブラジルの男の子の遊びといえば、やはりサッカーだ。ご贔屓のクラブの応援に力を入れることも、彼らにとっては重要事項。路地裏でサントスFCファンの少年たちに出会った。サッカー観戦に出かける前に、応援の必需品であるサンバの楽器のひとつ「スルド」の練習をするという。間近で聴くそのドラムの音の迫力は凄まじく、思わず手で耳を覆いたくなるほどだったが、地元の住人たちは全く動じない。苦情も出ないという。彼らにとっては、愛着のある日常の音なのだろう。
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by sanaka-okamoto | 2017-05-21 22:51

ピアニスト。有森博のジャケット写真


 d0074731_17112321.jpgロシア音楽のスペシャリストとして知られている
ピアニストの19枚目のCD「音楽の玉手箱2〜露西亞秘曲集」
が発売されました。
今回も写真を担当させていただきました。
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by sanaka-okamoto | 2017-05-21 17:12