終戦記念日に訪ねた3つの場所


●平和祈念展示資料館(新宿三井住友ビル)には、想像していたより多くの人が訪れていた。中でも目についたのが家族連れ。園児からご高齢の方まで来館者の年齢層は広い。夏休みの自由研究のテーマが戦争なのだろうか。展示物を見ながら両親の話に耳を傾ける小学生の姿もあった。この資料館は、兵士コーナー、抑留コーナー、引揚げコーナーに分かれている。原爆に関する展示物はない。   

d0074731_1513595.jpgd0074731_15312093.jpg      
 ●三鷹市役所のロビーでは平和展「長崎原爆資料館 写真パネル展」が開催されていた。各窓口周辺には順番を待つたくさんの人の姿が見られたが、私がいる間にこのパネル展に立ち寄った人は、たった一人だった。原爆投下直後の一本柱の鳥居(長崎の山王神社)の写真が印象に残った。周りは何もなく、本当にこの一本だけが焼け残ったことがよくわかる。「戦争の記憶と平和への願いを次世代が受け継ぐために」と三鷹市がスタートさせた「みたかデジタル平和資料館」では、戦争体験談をおさめた動画を公開している。長崎の被爆者の話(長崎での被爆体験~7歳で被爆して~)も聞くことができる。
d0074731_15321772.jpg

●埼玉県東松山市にある「原爆の図 丸木美術館」。池袋から東武東上線で東松山へ行き、そこからバスで約20分。バスは1時間に1本と、交通の便が悪く、時間にゆとりがないとなかなか出かけられないが、当日は大雨にもかかわらず、館内は多くの見学者でにぎわっていた。小学生や地元の高校の女子高生のグループ、外国人の姿も見られた。大きな原爆の絵の迫力に圧倒され、絵の前で立ち尽くすこともしばしば。写真の場合はあまりに生々しく、その恐ろしい光景に目を背ける人も少なくないと思うが、みな、巨大な絵を凝視し、位置を変えながら隅々まで目を凝らして見入っていた。丸木位里、俊夫妻のアトリエも見学できる。館を出た後、すぐそばを流れる都幾川とその周辺ののどかな風景を眺めつつ、平和への思いを新たにした。
[PR]
by sanaka-okamoto | 2017-08-18 15:37
<< シルクロード特別企画展「素心伝心」   中村由一さん、NHK ET... >>